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介護職員実務者研修の受験資格は?無資格から目指す完全ガイド

介護職員実務者研修は、介護福祉士を目指す上で欠かせない重要なステップです。受講資格に制限はなく、無資格・未経験の方でも挑戦できます。

本記事では、実務者研修の受講資格から国家試験合格までの流れ、さらに利用可能な支援制度まで、最新情報をもとに詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 介護職員実務者研修の受講資格と免除科目の詳細
  • 実務者研修修了から介護福祉士国家試験受験までの具体的な流れ
  • 資格取得を支援する給付金・貸付制度の内容と活用方法

1.介護職員実務者研修の受講資格は?

介護職員実務者研修の受講資格は?

介護職員実務者研修には、基本的に受講資格の制限はありません。学歴や年齢、実務経験などの要件がなく、誰でも受講可能です。

ただし、研修機関によっては独自の条件を設けている場合があります。また、介護職員初任者研修を修了していれば、一部科目が免除されるため、受講時間が短縮されます。

2.介護職員実務者研修の概要

介護職員実務者研修の概要

介護職員実務者研修とは

介護の専門的な知識と技術を習得するための研修制度

修了すると、サービス提供責任者として働くことができ、介護福祉士国家試験の受験要件も満たせます。研修時間は450時間ですが、初任者研修修了者は130時間が免除されます。

医療的ケアや認知症ケアなど、実践的なスキルを学び、キャリアアップに不可欠な資格として位置づけられています。

参考:厚生労働省|実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について

3.介護職員実務者研修のカリキュラムについて

介護職員実務者研修のカリキュラムについて

実務者研修は全20科目・450時間で構成され、医療的ケアや認知症ケアなど実践的内容を学びます。初任者研修修了者は130時間が免除され、320時間で修了可能です。

カリキュラムの内容と時間数

介護福祉士実務者研修

修了認定科目および時間数

人間の尊厳と自立
5h
社会の理解 I
5h
社会の理解 II
30h
介護の基本 I
10h
介護の基本 II
20h
コミュニケーション技術
20h
生活支援技術 I
20h
生活支援技術 II
30h
介護過程 I
20h
介護過程 II
25h
介護過程 III(スクーリング)
45h
発達と老化の理解 I
10h
発達と老化の理解 II
20h
認知症の理解 I
10h
認知症の理解 II
20h
障害の理解 I
10h
障害の理解 II
20h
こころとからだのしくみ I
20h
こころとからだのしくみ II
60h
医療的ケア
50h

介護職員実務者研修のカリキュラムは、全20科目計450時間で構成されています。

人間の尊厳と自立、社会の理解、介護の基本、コミュニケーション技術、生活支援技術、介護過程、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、こころとからだのしくみ、医療的ケアなど、実践的な内容を体系的に学びます。

参考:厚生労働省|実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について

介護職員初任者研修を修了している場合の免除項目

初任者研修修了者の修了認定科目
「対象」の科目は初任者研修修了で実務者研修が免除されます
教育内容
初任者研修
人間の尊厳と自立
対象
社会の理解Ⅰ
対象
社会の理解Ⅱ
介護の基本Ⅰ
対象
介護の基本Ⅱ
コミュニケーション技術
生活支援技術Ⅰ
対象
生活支援技術Ⅱ
対象
介護過程Ⅰ
対象
介護過程Ⅱ
介護過程Ⅲ(スクーリング)
発達と老化の理解Ⅰ
発達と老化の理解Ⅱ
認知症の理解Ⅰ
対象
認知症の理解Ⅱ
障害の理解Ⅰ
対象
障害の理解Ⅱ
こころとからだのしくみⅠ
対象
こころとからだのしくみⅡ
医療的ケア

介護職員初任者研修を修了している場合、実務者研修のカリキュラムは合計11科目130時間が免除されます。

そのため初任者研修修了者は、残り320時間の受講で実務者研修を修了できます。医療的ケアなど専門的な科目は免除対象外となっています。

参考:厚生労働省|実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について

4.実務者研修修了から介護福祉士への流れ

実務者研修修了から介護福祉士への流れ

介護職員実務者研修を修了後、介護福祉士になるには国家試験の受験が必要です。

介護福祉士国家試験 受験資格(実務経験ルート)
実務経験
3年以上(1,095日以上)
かつ
従事日数 540日以上
研修修了
実務者研修
または
実務経験
3年以上(1,095日以上)
かつ
従事日数 540日以上
研修修了
介護職員基礎研修
喀痰吸引等研修

介護福祉士国家試験の受験資格(実務経験ルート)には、実務経験3年以上かつ従事日数540日以上が必要です。加えて、実務者研修の修了が必須となります。

または、介護職員基礎研修を修了している場合は、同条件の実務経験+喀痰吸引等研修を修了していても受験可能です。

参考:公益社団法人社会福祉振興・試験センター|[介護福祉士国家試験]受験資格:実務経験+実務者研修

5.介護福祉士になるメリット

介護福祉士になるメリット

介護福祉士資格取得により、資格手当の支給やサービス提供責任者への昇進が可能になり、キャリアアップと収入向上を実現できます。

サービス提供責任者として従事できる

介護福祉士は、高齢者や障害者の日常生活を支援する専門職です。食事・入浴・排泄などの身体介護、掃除・洗濯などの生活援助を行います。

また、介護福祉士の場合、利用者の心身状態の観察、レクリエーション活動の企画、家族への相談支援も担当し、のちにはサービス提供責任者として従事することも可能です。

この役職は、利用者のケアプラン作成、訪問介護員への指導・育成、サービスの質の管理などを担当する重要なポジションです。

責任は大きくなりますが、給与面での優遇や、キャリアアップの機会が広がります。

給与と就職・転職における評価

介護福祉士 資格手当の平均相場
介護福祉士
数千円 〜 1.5万円程度

介護福祉士の資格を取得すると、資格手当として月額数千円から1.5万円程度が支給される施設が多くあります。

平均年収は約350~450万円程度で、経験を積むことで管理職への道も開け、資格取得は収入面でも大きなメリットとなります。

また、国の処遇改善加算の対象となるため、さらなる給与アップも期待できます。

参考:レバウェル株式会社|レバウェル介護|【介護職の資格手当一覧表】相場はいくら?給料アップに繋げる方法を解説!

6.資格取得を目指すための公的支援制度

資格取得を目指すための公的支援制度

受講費用はスクールにより異なりますが、費用負担を抑えるために、国や自治体の支援制度を利用することが可能です。

教育訓練給付制度

教育訓練給付制度は、雇用保険加入者など条件をクリアすると利用ができる、働く人の能力開発とキャリアアップを支援する給付金制度です。

介護福祉士は専門実践教育訓練に当てはまるため、下記の内容給付金などが支給されます。

専門実践教育訓練の内容

  • 受講中は教育訓練経費の50%(年間上限40万円)が6か月ごとに支給
  • 資格取得後1年以内に就職すれば70%(年間上限56万円)に増額
  • 受講前より賃金が5%以上上昇した場合は80%(年間上限64万円)まで支給

※2024年9月までに受講開始した場合最大で受講費用の70%(年間上限56万円)を支給

失業中で45歳未満などの条件を満たせば、別途教育訓練支援給付金も受給可能です。

受給資格の有無や申請手続きについては、管轄のハローワークで確認しておきましょう。

参考:厚生労働省|教育訓練給付金

介護福祉士修学資金等貸付制度

介護福祉士修学資金等貸付制度は、介護福祉士や社会福祉士を目指す方への支援制度です。

介護福祉士実務者研修 受講資金貸付事業
対象者
実務者研修施設に
在学している方
貸付金額
最大 20万円以内
全額免除の条件
卒業後、介護福祉士として
2年間継続して勤務 返済が全額免除されます

その中の介護福祉士実務者研修受講資金貸付事業は、実務者研修施設に在学中の方を対象とした支援制度です。

20万円以内が貸付され、受講にかかる経済的負担を軽減できます。最大の特徴は、卒業後に介護福祉士として介護の業務に2年間継続して勤務すれば、返済が全額免除される点です。

実務者研修の受講を経済面からサポートし、介護人材の育成を促進する重要な制度となっています。

参考:厚生労働省|介護福祉士・社会福祉士を目指す方々へ(修学資金貸付制度のご案内)

自治体による資格取得支援事業

自治体による資格取得支援事業は、各都道府県や市区町村が独自に実施する介護福祉士の資格取得を支援する制度です。

受講料の補助や、試験受験料の補助などが提供されます。自治体によって支援内容や金額、対象者の条件は異なりますが、地域の介護人材を確保・育成することを目的としています。

7.介護職員実務者研修の受験資格とキャリアパス

介護職員実務者研修 受験資格には、学歴や年齢、実務経験などの制限がなく、誰でも受講可能です。全

20科目・450時間のカリキュラムを修了することで、介護福祉士国家試験の受験要件を満たし、サービス提供責任者としても従事できます。

初任者研修修了者は130時間が免除され、効率的に学習を進められます。実務者研修の修了は、介護のプロフェッショナルとして、キャリアアップと収入アップを実現する重要なステップとなります。

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