介護福祉士の転職・就職活動において、履歴書は採用担当者への最初のアピール機会です。
本記事では、資格欄の記載例や取得日の書き方、経験者・未経験・ブランクからの復帰など状況別の志望動機の例文から、提出前の最終チェックまでわかりやすく解説します。
- 介護福祉士の資格欄の正式名称と状況別の正しい書き方
- 採用担当者に好印象を与える履歴書の基本ルール
- 経験者・未経験・ブランク別の志望動機の書き方と例文
1.介護福祉士の履歴書で重要な「資格欄」の書き方

資格欄は履歴書の中でも特に正確さが求められる項目です。
正式名称の書き方から取得日の記載方法、登録申請中・勉強中の場合の対応まで、状況に合わせた正しい書き方を確認しましょう。
「資格欄」の書き方のポイント
「介護福祉士」の
正式名称と
略語NGリスト
「取得日」の正解は
『登録日』
手元にない場合は
「合格(登録申請中)」
と書く
資格を取得済みの場合
履歴書に介護福祉士の資格を記載する際は、正式名称である「介護福祉士」と記載します。略称や通称は使用せず、取得年月とともに「介護福祉士資格 取得」と明記するのが正しい書き方です。
取得年月は、登録証に記載されている登録日を記入します。また、取得年月は西暦(〇年〇月)か和暦(令和〇年〇月など)を統一して書きます。
また、下記の研修を修了している場合も、資格欄に記載します。
資格の場合は「取得」、研修は「修了」と書き分けることも大切なポイントです。
手元に登録証がない場合の「合格(登録申請中)」の場合
介護福祉士国家試験に合格後、登録手続き中の場合は「介護福祉士国家試験 合格、登録申請中」と記載します。登録完了前でも合格の事実は記載可能です。
また、試験合格後に登録が完了していない場合は「〇年〇月取得見込み」と明記することで、採用担当者に状況を正確に伝えることができ、誠実な印象を与えられます。
資格を勉強中の場合
介護福祉士の資格取得に向けて勉強中の場合は、「〇年〇月 介護福祉士国家試験 受験予定」と記載します。
試験日が確定していない場合は「介護福祉士資格取得に向けて勉強中」と明記することで、資格取得への意欲を採用担当者に伝えることができます。

向上心や学習姿勢をアピールする有効な方法といえます。
2.採用担当者に好印象を与える履歴書の基本ルール

日付・写真・学歴職歴など、履歴書の基本ルールを守ることが採用担当者への好印象につながります。
介護職ならではの注意点も踏まえながら、丁寧な書き方の基本を押さえましょう。
採用担当者に好印象を与える
履歴書の基本ルール
日付は
「提出日」が鉄則
写真は
「清潔感」と「表情」が命
学歴・職歴の
計算と書き方
日付は「提出日」が鉄則
履歴書の日付欄には、作成日ではなく提出日を記入するのが鉄則です。郵送なら投函日、持参なら面接日、メールなら送信日が該当します。
日付のずれは採用担当者に不注意な印象を与えることがあるため注意が必要です。和暦・西暦どちらでも問題ありませんが、履歴書全体で表記を統一することが大切です。
写真は「清潔感」と「表情」が重要
履歴書の写真は第一印象を左右する重要な要素です。スーツや制服など清潔感のある服装を選び、髪型や表情にも気を配りましょう。
背景は白やグレーが基本で、自然な笑顔で正面を向いた写真が好印象を与えます。撮影は写真館やスピード写真を活用し、3ヶ月以内に撮影した新しい写真を使用することが大切です。
学歴・職歴の書き方
学歴と職歴も同様に、西暦か和暦で履歴書全体で統一し、時系列に沿って正確に記載します。学歴は中学卒業から書くのが原則です。
職歴は会社名・雇用形態・担当業務を簡潔に記載し、退職理由は自己都合なら「一身上の都合」、倒産等は「会社都合」などが一般的です。学歴・職歴欄の最後には必ず「以上」と記載しましょう。

介護職経験者の場合、法人名(例:社会福祉法人〇〇会)だけでなく、配属された施設名やサービス形態・業務内容まで併記することが重要です。
3.【ケース別】志望動機の書き方と例文

志望動機は応募先の施設形態や自身の状況に合わせた内容にすることが重要です。
経験者・施設形態変更・ブランク復帰・未経験のケース別に、すぐに使える例文とともに書き方のポイントを解説します。
経験者の場合
介護福祉士として培った実務経験を具体的に記載することが重要です。担当した利用者数や介護度、夜勤対応の有無、リーダー経験など実績を数字で示すと説得力が増します。
職歴欄には施設名・雇用形態・在籍期間を正確に記載し、志望動機欄ではこれまでの経験を活かしてどう貢献できるかを具体的にアピールしましょう。
施設形態を変える場合
特養から訪問介護、グループホームから老健へなど、異なる施設形態への転職では、新しい環境への適応力と幅広い知識への意欲をアピールすることが大切です。
前職での経験を活かしつつ、転職先の施設形態を選んだ理由を明確に記載することで、採用担当者にキャリアチェンジの目的と意志の強さを伝えられます。
ブランクからの復職を目指す場合
育児や介護などによるブランク期間がある場合は、空白期間を正直に記載したうえで、復職に向けた準備や研修受講の有無を明記しましょう。
ブランクをマイナスに捉えず、「その期間に得た経験や気づきが介護の仕事に活きる」というポジティブな視点で志望動機を記載することが好印象につながります。
未経験の場合
実務経験はございませんが、養成校での実習や介護ボランティア活動を通じて現場への理解を深めてまいりました。
即戦力となれるよう、誠実に取り組んでまいります。
介護福祉士の資格を持ちながら未経験で就職活動をする場合は、資格取得の動機や学習過程で得た知識・意欲を積極的にアピールしましょう。
実務経験がない分、ボランティア活動や実習経験があれば具体的に記載することが効果的です。「人の役に立ちたい」という明確な志望動機が採用担当者への好印象につながります。
4.履歴書の最終チェックリスト

履歴書提出前に以下の点を必ず確認しましょう。
履歴書は自分自身を伝える大切な書類です。提出前にチェックリストを活用して、記載漏れや誤りがないか必ず確認しましょう。
丁寧に仕上げた履歴書は、採用担当者に誠実さと仕事への真剣な姿勢を伝える第一歩となります。

封筒の宛名書き(御中・様の使い分け)などのマナーも重要です。
5.介護福祉士の履歴書作成でよくある質問

資格欄の書き方やブランク期間の記載方法など、介護福祉士の履歴書作成でよくある疑問にお答えします。転職・就職活動を進める前にぜひ確認しておきましょう。
-
介護福祉士の資格は履歴書にどう書けばいいですか?
-
正式名称「介護福祉士」と取得年月(登録証に記載されている登録日)を記載します。
取得済みの場合は「〇年〇月 介護福祉士 取得」、登録申請中の場合は「介護福祉士国家試験 合格、登録申請中」と記載しましょう。
勉強中の場合、「〇年〇月 介護福祉士国家試験 受験予定」または「介護福祉士資格取得に向けて勉強中」と記載することで、向上心や学習意欲をアピールできます。
-
ブランク期間がある場合、履歴書にどう記載すればいいですか?
-
ブランク期間は正直に記載することが基本です。
育児・介護・療養など理由を簡潔に記載し、復職に向けた準備や研修受講の有無も添えると、採用担当者に誠実な印象を与えられます。
-
複数の施設で働いた経験がある場合、すべて記載する必要がありますか?
-
原則としてすべての職歴を記載します。
短期間の勤務や派遣・パート経験も省略せず、施設名・雇用形態・在籍期間を正確に記入しましょう。
-
志望動機はどのように書けばいいですか?
-
応募先の施設形態や理念に合わせた内容にすることが重要です。
「なぜこの施設を選んだのか」「自分の経験やスキルをどう活かせるか」を具体的に記載すると説得力が増します。
6.介護福祉士の履歴書を丁寧に仕上げて転職を成功させよう
介護福祉士の履歴書作成では、資格の正式名称の記載、提出日の日付、清潔感のある写真など基本ルールを守ることが大切です。
経験者・未経験・ブランクからの復帰など状況に合わせた志望動機を記載し、提出前にチェックリストで最終確認を行いましょう。丁寧に仕上げた履歴書が採用担当者への第一歩となります。






