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介護職の給料を解説!職種・資格・地域別の平均給与と年収アップの方法

介護職の給料は、職種や雇用形態、保有資格、勤務地域によって差があります。

本記事では、データをもとに介護職の給料の実態を詳しく解説し、戦略的な資格取得とキャリアアップで収入を向上させる具体的な方法をご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 介護職の職種別・施設別・資格別の平均給料と給与形態による違い
  • 都道府県別の介護職員の給料格差と地域による処遇の実態
  • 資格取得とキャリアアップで給料を段階的に上げる具体的な方法

1.介護従事者などの平均給料はいくら?

介護従事者などの平均給料

介護・福祉分野で働く職員の給与は、職種や雇用形態によってどのくらい違うのでしょうか。

厚生労働省の最新データをもとに、介護現場で働く方々の給料の実態を分かりやすく見ていきましょう。

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介護職の給料を正しく理解するには、まず職種ごとの違いを把握することが欠かせません。

看護職員・介護支援専門員・理学療法士など多様な職種が存在し、求められる資格やスキルも大きく異なります。

自分に合ったキャリア設計を考える前提として、介護職種の全体像をおさえておきましょう。

介護福祉士とは?仕事内容・年収・なり方を図解
介護職種一覧と仕事内容を解説|資格とキャリアで選ぶ完全ガイド
介護主要職種の仕事・資格・給与・キャリアパスを解説。自分に合う職種を見つけ、確実な将来設計を描くための完全ガイド。
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月給の場合

月給の場合

常勤職員の平均給与額

看護職員384,620円
介護支援専門員375,410円
理学療法士・作業療法士等362,800円
生活相談員・支援相談員353,950円
介護職員338,200円
管理栄養士・栄養士323,810円
事務職員317,620円
調理員272,240円

非常勤職員の平均給与額

生活相談員・支援相談員292,750円
理学療法士・作業療法士等290,460円
管理栄養士・栄養士264,580円
介護支援専門員233,490円
看護職員220,800円
介護職員196,060円
事務職員166,590円
調理員120,460円

常勤職員では看護職員が最高額の38.5万円、非常勤職員では生活相談員・支援相談員が最高額の29.3万円となっています。

常勤と非常勤の給与差は職種によって大きく異なり、介護職員では約1.7倍の差があります。

日給の場合

日給の場合

常勤職員の平均給与額

看護職員262,020円
介護職員244,520円
事務職員206,890円
調理員200,780円

非常勤職員の平均給与額

介護職員185,670円
調理員178,970円
看護職員147,170円
理学療法士・作業療法士等122,620円

常勤職員では看護職員が最高額の26.2万円、非常勤職員では介護職員が最高額の18.6万円となっています。

日給制は月給制と比べて職種のバリエーションが限定されており、介護・調理系職種に集中している傾向があります。

時給の場合

時給の場合

常勤職員の平均給与額

介護支援専門員319,800円
看護職員306,830円
生活相談員・支援相談員264,670円
理学療法士・作業療法士等258,850円
介護職員246,020円
管理栄養士・栄養士237,720円
事務職員224,690円
調理員203,570円

非常勤職員の平均給与額

介護支援専門員161,220円
生活相談員・支援相談員150,540円
看護職員143,270円
介護職員129,880円
理学療法士・作業療法士等127,130円
事務職員124,200円
管理栄養士・栄養士121,230円
調理員87,070円

常勤職員では介護支援専門員が最高額の32.0万円、非常勤職員も介護支援専門員が最高額の16.1万円となっています。

時給制では専門職の給与水準が高い傾向にあります。

2.介護職員の施設別の平均給料

介護職員の施設別の平均給料

介護職員の給料は施設形態により大きく異なります。

介護老人福祉施設や訪問介護など、サービス種別ごとの給与水準と常勤・非常勤の格差を詳しく見ていきます。

■施設別の給与差を知って、自分に合った職場を探そう

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月給の場合

月給の場合

介護職員の平均給与額(常勤)

介護老人福祉施設361,860円
介護老人保健施設352,990円
訪問介護事業所349,740円
介護医療院330,030円
特定施設入居者生活介護事業所361,000円
通所介護事業所294,440円
認知症対応型共同生活介護事業所302,010円
小規模多機能型居宅介護事業所305,220円
通所リハビリテーション事業所318,310円

介護職員の平均給与額(非常勤)

介護老人福祉施設257,620円
介護老人保健施設252,390円
特定施設入居者生活介護事業所230,360円
通所リハビリテーション事業所243,550円
通所介護事業所218,710円
小規模多機能型居宅介護事業所236,060円
認知症対応型共同生活介護事業所201,810円
訪問介護事業所177,090円

常勤では介護老人福祉施設が最高額の36.2万円、非常勤では介護老人福祉施設が最高額の25.8万円となっています。

サービス種別による給与差が大きく、常勤と非常勤の差は施設系で約1.4倍、訪問介護で約2.0倍となっています。

日給の場合

日給の場合

介護職員の平均給与額(常勤)

介護老人保健施設254,360円
介護老人福祉施設247,320円
訪問介護事業所244,520円
通所介護事業所234,100円
小規模多機能型居宅介護事業所233,650円
認知症対応型共同生活介護事業所246,100円

介護職員の平均給与額(非常勤)

訪問介護事業所220,680円
通所介護事業所216,080円
介護老人福祉施設185,670円
小規模多機能型居宅介護事業所147,420円
認知症対応型共同生活介護事業所145,180円

常勤では介護老人保健施設が最高額の25.4万円、非常勤では訪問介護事業所が最高額の22.1万円となっています。

常勤と非常勤の差は訪問介護・通所介護で1.1倍と小さく、認知症対応型や小規模多機能では1.6倍超と大きくなります。

日給制は月給制に比べてサービス種別のバリエーションが限定されており、施設系と在宅系で傾向が異なります。

時給の場合

時給の場合

介護職員の平均給与額(常勤)

特定施設入居者生活介護事業所323,530円
訪問介護事業所275,100円
介護老人福祉施設244,520円
介護医療院245,480円
通所リハビリテーション事業所234,950円
介護老人保健施設234,080円
小規模多機能型居宅介護事業所229,050円
認知症対応型共同生活介護事業所227,500円
通所介護事業所222,780円

介護職員の平均給与額(非常勤)

特定施設入居者生活介護事業所161,770円
介護老人福祉施設157,140円
介護老人保健施設154,880円
介護医療院143,700円
認知症対応型共同生活介護事業所144,000円
小規模多機能型居宅介護事業所136,750円
通所リハビリテーション事業所134,130円
通所介護事業所122,140円
訪問介護事業所117,560円

常勤では特定施設入居者生活介護事業所が最高額の32.4万円、非常勤でも特定施設入居者生活介護事業所が最高額の16.2万円となっています。

時給制では訪問介護や特定施設など、サービス形態による給与差が顕著です。

参考:厚生労働省|令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果

3.保有資格別の平均給料

保有資格別の平均給料

介護職員の給与は保有資格によって明確な差があります。

社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士など、資格ごとの給与水準と処遇改善への影響を解説します。

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保有資格によって給料に差が出ることがデータからも明らかです。

なかでも介護福祉士は、介護現場の中核となる国家資格として給与水準が高く、キャリアアップの基盤となります。

年収・仕事内容・取得ルートを体系的に理解しておくことで、資格取得の目標がより明確になるでしょう。

介護福祉士とは?仕事内容・年収・なり方を図解
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月給・常勤の場合

介護福祉士350,060円
社会福祉士397,600円
介護支援専門員388,080円
実務者研修327,260円
介護職員初任者研修324,830円
資格なし290,620円

社会福祉士が最高額の39.8万円で、次いで介護支援専門員が38.8万円となっています。

資格保有者と無資格者の給与差は約6万円で、専門資格の有無が給与に大きく影響しています。

介護福祉士は35.0万円と、介護現場の中核資格として高い水準にあります。

日給・非常勤の場合

介護福祉士191,470円
介護職員初任者研修171,320円
資格なし180,470円

介護福祉士が最高額の19.1万円となっています。

日給制の非常勤では、資格による給与差が月給制ほど顕著ではなく、介護福祉士と資格なしの差は約1.1万円に留まります。

介護職員初任者研修保有者は17.1万円と、資格なしよりやや低い水準となっています。

時給・非常勤の場合

介護福祉士142,360円
社会福祉士143,010円
介護支援専門員162,140円
実務者研修135,720円
介護職員初任者研修124,880円
資格なし124,260円

介護支援専門員が最高額の16.2万円で、社会福祉士14.3万円、介護福祉士14.2万円と続きます。

時給制では専門資格の価値が明確で、介護支援専門員と資格なしの差は約3.8万円となっています。

初任者研修12.5万円は資格なし12.4万円とほぼ同水準で、時給制では介護支援専門員などの上位資格取得が収入増に最も直結する形態といえます。

参考:厚生労働省|令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果

4.【都道府県別】介護職員の平均給料

【都道府県別】介護職員の平均給料

介護職員の給料は地域によって異なります。

首都圏と地方の格差、月給と賞与の地域差など、都道府県別の処遇の実態を詳しく見ていきます。

【都道府県別】介護職員の平均給料

介護職員の月給は東京の31.8万円が最高で神奈川31.4万円、石川28.3万円と続き、最低の長崎23.6万円との差は約8.2万円です。

一方、賞与は静岡の72.3万円が最高で、神奈川63.3万円、福井71.3万円と続きますが、最低の大阪36.7万円との差は約35.6万円にも達します。

月給では首都圏が高く、賞与では地方でも充実している地域があり、総合的な処遇は地域の経済状況や施設の給与体系に大きく影響されています。

参考:厚生労働省|令和6年賃金構造基本統計調査

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月給と賞与の地域差は想像以上に大きく、東京と長崎では月給だけで約8万円の差があります。

転職を検討するなら、地域ごとの給与水準を比較したうえで職場を選ぶことが重要です。

介護職の離職率や職場環境の実態をデータで確認し、長く働ける職場の見極め方を学んでおきましょう。

介護離職率13.1%の真実|失敗しない職場の見極め方
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介護業界の離職率13.1%の真実を解説。統計と労働法規に基づいた、失敗しない「長く働ける職場」の見極め方を学べます。
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5.介護職の給料をアップさせるキャリア戦略

介護職の給料をアップさせるキャリア戦略

個人の努力で給料を飛躍的にアップさせる具体的な方法を紹介します。

初任者研修から介護福祉士、ケアマネジャーへの戦略的な資格取得とキャリアパスを解説します。

初任者研修から介護福祉士へのロードマップ

STEP 1
介護職員初任者研修
基礎を学ぶスタート地点。介護キャリアを得るための最初の一歩です。

STEP 2
実務者研修
国家資格の受験に必須。サービス提供責任者への道が拓ける上位資格です。

STEP 3
介護福祉士
実務3年+実務者研修修了などで挑戦可能。手当や昇格など、年収アップに最も直結します。

このロードマップを着実に進むことで、介護職としてのキャリアと収入を段階的に向上させることができます。

初任者研修から始めて実務経験を積み、実務者研修を経て介護福祉士を取得すれば、資格手当や給料などにより、実務者研修と介護福祉士では月2万円程度の差が生まれる可能性があります。

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初任者研修から実務者研修を経て介護福祉士を目指すロードマップは、収入アップへの最も確実な道筋です。

実際に介護福祉士の資格を取得するには、実務経験3年・540日という要件があります。

計算方法や新制度の詳細を正確に把握しておくことで、受験計画を無駄なく立てることができます。

【2026】介護福祉士の受験資格|実務経験3年の計算と新制度
【2026】介護福祉士の受験資格|実務経験3年の計算と新制度
2025年最新|介護福祉士の受験資格「実務経験3年・540日」の計算を解説。新制度や最短ルートも紹介。働きながら合格を目指す方へ。
https://kaigo.colorful-career.jp/media/contents/care-worker-exam-eligibility/

介護支援専門員(ケアマネジャー)の取得

介護福祉士取得後、さらなるキャリアアップとして介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得が有効です。

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、要介護者・要支援者の自立した日常生活を支援します。

業務は居宅と施設に分かれ、居宅では利用者の相談対応やケアプラン作成、サービス事業者との調整を行い、施設では入所者の課題把握と施設サービス計画の作成を担当します。

前述のとおり、月給・常勤の場合、約38万円と全体平均より約5万円の給料アップが見込めます。

参考:厚生労働省|介護支援専門員(ケアマネジャー)

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介護支援専門員(ケアマネジャー)は、月給・常勤で平均約38万円と全体平均を大きく上回る給与水準を誇ります。

ただし、資格取得後に年収をさらに伸ばすには、施設選びや転職戦略も重要です。

ケアマネとして年収600万円を目指す具体的な方法を、施設別給与データや手当の仕組みとともに詳しく解説しています。

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ケアマネの平均年収430万円から600万円を目指す方法を解説。施設選び・夜勤手当・管理職昇進など具体的な戦略をご紹介します。
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6.介護職の給料アップには資格取得と戦略的キャリア形成が鍵

介護職の給料は職種・雇用形態・保有資格・地域により異なります。

常勤の介護福祉士で月給35万円、介護支援専門員で38万円程度が平均ですが、資格なしでは29万円に留まります。

給料アップの鍵は戦略的な資格取得です。初任者研修から実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員へと段階的にキャリアを構築することで、着実な処遇改善が実現できます。

専門性を高め、適切な評価を受けることが、介護職としての将来を切り拓く確実な道筋となるでしょう。

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