ケアマネージャーの年収、実際どのくらいなのか気になっていませんか?
この記事では、平均年収や手取りの目安はもちろん、年齢・施設別の収入の違いや、収入を増やすための具体的な方法まで確認できます。
転職やキャリアアップを考えている方も、まずは現状をしっかり把握するところから始めてみましょう。
- ケアマネージャーの平均年収・手取りの目安
- 年齢別・施設別による収入の違い
- 収入を増やすための具体的な方法
1.ケアマネージャーの平均年収

ケアマネージャーの平均年収は約430万円で、月収30万円・賞与や特別給与が68万円という構成です。日本の全職種平均年収の約460万円をやや下回る水準ではあります。
しかし、介護職の平均年収は約340万円と比較すると、ケアマネージャーの430万円は約90万円高く、キャリアアップの目標として位置づけられています。
資格取得には実務経験5年以上が必要なため、専門性に見合った評価とも言えますが、業務の複雑さや責任の重さへの理解が深まる中で、今後はさらなる待遇向上が期待されます。
参考:厚生労働省|令和6年賃金構造基本統計調査/国税庁|令和6年分民間給与実態統計調査
2.手取り額はいくら?年収・月収シミュレーション

生活を支える上で最も重要なのは、額面ではなく手取り額です。一般的に、手取り額は額面の75%〜85%程度となります。
税金(所得税・住民税)や社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)を控除した、実質的な手取り額をシミュレーションをします。
ケアマネージャーの平均年収である430万円モデルでは、社会保険料62万円・住民税20万円・所得税9万円の合計91万円が控除され、年間手取りは約340万円となります。
月換算で約28万円となり、額面と手取りの差が大きい点が特徴です。

扶養家族の有無や前年の所得、地域によって住民税等は変動するため、あくまで目安として捉えてください。
参考:武蔵コーポレーション株式会社|ウェルスハック|【早見表】年収200万円~1億円の手取り|計算方法や所得税・住民税・社会保険料額も解説
3.【年齢別・施設別】ケアマネージャーの平均年収・給与

年収は年齢や勤務先によって大きく異なります。45〜49歳がピークで、施設別では入所型ほど高い傾向があります。自分のキャリアと照らし合わせて確認しましょう。
年齢別の年収推移
年齢別では、45~49歳が約501万円と最も高く、次いで50~54歳の約493万円が続きます。20代は約340万円と低めですが、30代以降は大きく上昇します。
60歳以降は減少傾向にあるものの、70歳以上でも約414万円を維持しており、長く活躍できる職種といえます。
施設形態別の平均給与
施設別では、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム、特養)が約41.6万円と最高で、介護老人保健施設・特定施設入居者生活介護事業所も約40万円前後と高水準です。
一方、通所介護事業所の約34.2万円が最低で、小規模多機能型や通所リハビリも低めの傾向にあります。入所型施設ほど給与が高い傾向が見られます。
4.ケアマネージャーの主な収入源は?

ケアマネージャーの収入は、介護保険から支払われる居宅介護支援費と、市区町村の地域支援事業交付金が主な柱です。
収入構造を理解することで、給与が上がりにくい背景も見えてきます。
介護報酬(介護保険と税金)
ケアマネジャーの主な報酬源は、介護保険制度における「居宅介護支援費」です。
居宅介護支援費とは、要介護認定を受けた利用者が自宅で適切なサービスを受けられるよう、ケアマネジャーがケアプランの作成・調整・モニタリングを行った対価として、介護保険から事業所に支払われる報酬のことです。
利用者の自己負担はなく、全額が介護保険から給付されます。
地域支援事業交付金
要支援者や介護予防を対象とした支援は、市区町村が実施する地域支援事業の交付金でまかなわれます。
自治体ごとに単価や運用が異なるため報酬にばらつきが生じやすく、財源も市町村の裁量に依存するため、安定した収入確保が難しい面があります。
5.ケアマネージャーが収入を増やすための戦略

主任ケアマネージャーの資格取得や処遇改善加算を取得している事業所への転職など、収入アップには具体的な行動が有効です。
自分に合った戦略を選ぶためのポイントを解説します。
主任ケアマネージャーの資格取得
主任ケアマネージャーの資格を取得することで、資格手当が月1万〜3万円程度上乗せされるほか、管理者ポジションへのキャリアアップも見込めます。
また、処遇改善加算の要件にもなるため、事業所の収益向上に貢献でき、給与交渉の際の強みにもなります。
参考:レバウェル株式会社|レバウェル介護|【介護職の資格手当一覧表】相場はいくら?給料アップに繋げる方法を解説!/主任ケアマネジャーの年収はどれくらい?手当相場や給料アップの方法も解説
処遇改善加算を取得している事業所へ転職
・賃金体系の整備および研修の実施等
処遇改善加算を取得している事業所は、体制が整備されており、介護報酬の単価も高いため、それを原資として職員の給与も上がる傾向があります。
転職活動の際は、求人票などで加算の取得有無を確認することをお勧めします。
6.ケアマネージャーによくある質問

資格取得の要件や年収の目安、主任ケアマネとの違いなど、よく寄せられる疑問をまとめました。これからキャリアを考える方の参考にしてください。
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ケアマネージャーになるにはどうすればいいですか?
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介護福祉士や看護師などの国家資格や生活相談員や指導相談員などの相談援助業務の実務経験を5年以上かつ従事日数を900日以上積む必要があります。
必要な実務経験の要件従事期間 5年以上従事日数 900日以上「国家資格等に基づく業務」または「相談援助業務」のいずれか、もしくは両方の期間を通算して上記の条件を満たす必要があります。その後、各都道府県が実施する介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)を受けることが可能になります。
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ケアマネージャーの平均年収はどのくらいですか?
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厚生労働省の調査によると、居宅ケアマネの平均年収は平均年収は約430万円です。入所型施設ほど給与が高い傾向が見られます。
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主任ケアマネージャーとの違いは何ですか?
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主任ケアマネージャーは、居宅・施設を問わずケアプラン作成や関係機関との連絡調整を行う一般ケアマネージャーを支える存在です。
介護・医療・福祉にわたるサービスネットワークの強化、他のケアマネへの助言・指導、そして地域の実情に応じた包括ケアシステムの推進という3つの役割を担い、地域全体の介護の質向上に貢献します。
7.ケアマネージャーの年収アップのカギは資格と職場選び
ケアマネージャーの年収は平均約430万円で、介護職の中では高水準です。手取りは約340万円(月28万円)が目安となります。
主任ケアマネージャーの資格取得や、処遇改善加算を積極的に取得している事業所への転職が収入アップの近道です。入所型施設への転職も給与向上に有効な選択肢といえるでしょう。






